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ケアマネジャー業務以外で困ったこと

ケアマネ業務以外で困ったことといえば、「お金」となりそうですが、私の場合少し違います。お金の部は個人個人の価値観があるので、上を目指せばキリがありません。そもそも「儲け」を考えるのであれば、「独立型の居宅介護支援事業所」は辞めておいた方が良いです。上限もあり、介護報酬が決まっています。経費等を差し引くと、儲けることは厳しいです。それよりも支出を抑え、少ない給与でも「心や人生の豊かさ」を追求した方が、精神衛生上もよいと思います。実際のところ、私は独立型を開設してから、人生の豊かさをたくさんいただいているなぁと思えるようになり、サラリーマン時代から比べるとストレス激減しました。

儲けはそもそも期待していない中で独立を目指しましたが、お金以外で困ったことはたくさんありました。

一番は、「本業以外にやらないといけないこと」がたくさんあったことです。法人税はじめ、会社の税務全般の勉強が必要です。税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、弁護士等、お願いできるほどの金銭があれば問題ありませんが、独立型の収入だけでは、なかなか多くの専門職と契約するのは難しいと思われます。そうなると自分で勉強していくしかありません。全然知らない分野でしたので、一から勉強するのは大変でした。


<独立型ケアマネジャーに照らし合わせると>
税理士…法人全般の収支決算等、節税対策等(相談できる場所があるとかなり節税できます。脱税ではありません(笑)正当に無駄な支出を無くしていくことです。)
社労士…雇用全般の相談、就業規則関連等(1人でも法人格であれば厚生年金加入なので、計算等も複雑になります)
行政書士…居宅介護支援事業所開設等でも行政書士さんに頼むと、あっという間に会社開設してくださいます)
司法書士…後見人制度や独居の財産管理等で、一人知り合いがいると心強いです。
弁護士…独立型という小さい規模だからこそ、後ろ盾があると本当に心強いです。

弊社は独立型5年ですので、それぞれでおつきあいいただいている先生はできましたが、開所して直ぐは独学で覚えていくことになると思いますので、本業以外に多くの時間を費やしたなぁと感じています。一番困ったことです。

その他、独立型ケアマネさんは兼業している人が多いというイメージも強いようですが、基本的には事業所で常勤160時間の縛りがありますので、本業に支障がない範囲でしか兼業はできません。たとえば、その他の仕事を月100時間もこなしているようでしたら、トータル月260時間になり、過労死レッドゾーンですから、各団体から目をつけられてしまうかもしれません。管理者のケアマネジャーを別にきちんと立てて給与を支払いつつ、非常勤として関わるのであれば、私のようなフリーランサーとして動くことができますが、実際は他人を雇用しても赤字になる可能性があります。都道府県ごとに色々な助成金があるので、うまく活用すれば別ですが。

このように始まってみると、小さな困りごとはでてきます。文章が長くなりましたので、また機会があれば書き出してみたいと思います。



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プロフィール

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黒子ケア
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自己紹介:
20年以上業界に関わらせていただき、現在は独立型のケアマネジャー事業に関わっています。中立公正が謳われている独立型という形がもう少し増えれば良いなと思い、参考ブログを立ち上げました。

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