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開設3か月前にすべきこと

「半年前にすべきこと」でも掲載しましたが、私の場合直前まで独立を考えていませんでしたので、あまり準備をしていなかったと思います。「していればよかった」というテーマでまとめてみたいと思います。

3か月前ですので、ある程度の資金を貯めている頃だと思いますので、「経理の本」の購入・勉強をお勧めします。開所してから大変なひとつに本業以外の仕事が挙げられます。それはそれはたくさんの仕事がありますが、その中でも「経理・財務」等について私は無知でしたので、何十冊と本を読みました。図書館で一日中いたときもあります。

今は顧問税理士にバックアップしてもらっていますが、それでも経営者としてすべきことはたくさんあります。ここがおろそかですと小さな独立ケアマネの会社を継続していくことはできないでしょう。開所前に少しでも本を開くことをお勧めします。

そして、現会社にどのように伝えて退職するかを考えておく時期でもあると思います。独立ケアマネを目指そうとする方は、「在宅介護で長年されてきて、医療法人・社会福祉法人・民間等の会社に属する居宅介護支援の管理者」ではないかと思っています。私の場合、雇われ施設管理者から在宅の道に進みましたが、どちらかというと在宅介護を長くされてきた方が多いのではないかと考えています。

今は雇われ管理者の多くは1人ケアマネ事業所とデータがありますから、退職時期は難しいところでしょう。
道はおおきくふたつありますが、

①次のケアマネを探して退職する。
②今担当している利用者さんをそのまま引き継ぐ。

②の方が当然利用者さんにとっては良いことだと思います。なぜなら一人ケアマネの場合、事業所の看板ではなく、ケアマネ個人が気に入られて担当になっている場合があるからです。私も介護を抱える家族の立場として、コロコロと退職していくケアマネさんと事業所にとても不信感を抱いたりもしました。ですので、本来は利用者さんは今までされてきたケアマネさんが引き継ぐのが望ましいと思っています。た

だし、経営者からするとそんなことは許してくれません。当然そこには介護報酬が絡んでいる訳ですから、「はいどうぞ」とはいかないということです。ベストな退職は「経営者から肩をたたかれ、がんばってこいと後押ししてもらえるような関係」ですね。その関係が経営者とできれば、独立ケアマネは間違いなく軌道に乗ります。

多くの場合、退職前に経営者ともめることになると思います。抱えている利用者さんをどうしていくのか…赤字運営で行っていた居宅介護支援なのに、恩をあだにするのか…後任どうするのか…等々色々と言われるのではないかなぁと思います。(私の場合、①の方法をとったのでスムーズな退職でした)

独立したくとも、できない理由はそのあたりにあるのかもしれませんね。難しい問題です。限られた短い人生ですから、本気でやりたいと思う気持ちが出たときに頑張ってみてもいいのかなぁという考えが私にはありますが、知人の独立ケアマネさんにお聞きすると「開所はおすすめはできない」という意見が多く「それでも開設して良かった。後悔はない」という答えも多いです。

独立型がスタートした時点で、今までのように会社の責任でもなく会社の愚痴も言えません。全部自己責任ですので、3か月前にそのあたりの視点も入れ始めるといいのかもしれません。

②のように利用者さんを引き継いだ場合、介護報酬は実績後の翌月末に入ることになり、かなり助かりますが、ほとんどの場合②の退職方法は難しいので、①のケースになるかと思います。①で後任ケアマネを入れて退職の場合、新規利用者さんを開拓していかないといけませんので、この期間は収入がないので本当に大変です。一人目の利用者さんがいつ担当になるのかなんてわかりませんから先が見えない不安が出てくると思います。

ですので3か月前からできることのひとつに今までの他事業者との良好な関係を保っていることではないかなぁと思っています。弊社のはじめてのご利用者様は、前々職の理事長の親族様からの連絡でした。今でも感謝の気持ちは忘れませんが、コツコツと真面目に謙虚なケアマネでいること。それがとても大切なのかなぁと考えております。

弊社の場合、あとはあいさつ回りもせず、全部家族様や事業所様からの口コミで広がっていきました。「独立型」ということ自体がまだまだ珍しいので、口コミになる場合もあります。

長々とまとめてみましたが、3か月前には、「税理のこと」、「退職時のこと」をもう少し考えていればよかったかなぁと反省をこめてまとめてみました。ご参考になればと思います。

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半年前にすること


実はこの「半年前にすること」というテーマ。私の場合、半年前は独立のために何も動いていなかったので、記事にしにくい部分ですが、「半年前にしておけばよかったこと」という表現に変えれば反省点がいくつも出てきます。

まず、資金面ですが、資本金は用意していなかったので、かき集めた30万でスタートしましたが、会社開設登録や初期設備に全部使ってしまいましたので、半年前にもう少しコツコツ資金を貯めておけばよかったという部分があります。もちろん初期費用を借りるという方法もありますが、計画書作成したり面接したりで審査も大変そうでしたので、弊社は受けませんでした。

可能な限り資金はたくさん蓄えておくのは、やはり大切だと思います。また別テーマで記事にしようと思いますが、会社を作るのは難しくないのですが、その後の独立ケアマネ事業所の認可下りるのに時間がかかります。そして、利用者さんを初月から担当することになったとしても国保連からの請求は2ヶ月遅れですから、その間の生活費分は確保しておかないといけません。

私の場合、フリーランサーでしたので、ケアマネ事業所が軌道に乗るまではアルバイト的な臨時収入がありましたので何とかなりましたが、それでも結構厳しい期間だったと振り返ります。
半年前から…できればもっと先からコツコツとためておくことをお勧めします。

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プロフィール

HN:
黒子ケア
性別:
非公開
自己紹介:
20年以上業界に関わらせていただき、現在は独立型のケアマネジャー事業に関わっています。中立公正が謳われている独立型という形がもう少し増えれば良いなと思い、参考ブログを立ち上げました。

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